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3級学科

基本諸法
(初段までに行うこと)
八方目
攻防用器
体構え
足位法
運歩法
体捌

運歩法

運歩法

出足8種引足8種横足6種転回足4種

出足8種

踏込足

1.踏込足(ふみこみあし)
現位置から、片足だけを前に踏み出す。

前寄足

2.前寄足(まえよせあし)
踏込足で出た前足の横又は後ろへ後足を引き寄せる。

差込足

3.差込足(さしこみあし)
踏込足で出た前足に、直ぐに後足を引寄せて前進する。間合を素早くつめる時に用いる。

差替足

4.差替足(さしかえあし)
逆丁字立に立ち、後足を前足の前に踏み出す。間合いをつめる時に用いるが、上体から前に出ないよう注意する事。

前千鳥足

5.前千鳥足(まえちどりあし)
斜め前に差込足を行う。左足を左斜め前の時を左前千鳥といい、右足が前の時を右前千鳥とよぶ。斜め前に踏出し寄足しない時は単に前千鳥という。

製作中

6.跳込足(とびこみあし)
後足で踏切り、跳躍して前進します。

製作中

7.前蜘蛛足(まえくもあし)
前足で跳躍し、後足を引きつけ後足で着地、踏切った前足は着地した後足よりも前に出し前進します。

前転足

8.前転足(まえてんそく)
両足で前方に跳び転位する。

引足8種

引足

1.引足(ひきあし)
現位置から、片足だけ後方へ引く。

後寄足

2.後寄足(うしろよせあし)
前足を後足の横又は、前へ引き寄せる。

順退足

3.順退足(じゅんさがりあし)
逆丁字立ちの場合、後足を後方へ引き、同じ歩幅だけ前足を引きつける。即ち後方へ差込足を行う。

開退足

4.開退足(ひらきさがりあし)
逆丁字立ちの場合、前足を後足の斜め後方に引き、体を開いて退く。

後千鳥足

5.後千鳥足(うしろちどりあし)
後ろ足を斜め後方へ引き、直ちに前足を同じ歩幅だけ後ろに引寄せる。

製作中

6.後跳退足(うしろとびさがりあし)
前屈立ちの時に、前足で跳躍して、後ろ足から順に跳退る。

製作中

7.後蜘蛛足(うしろくもあし)
後足で跳躍して、後方へ跳退る。

後転足

8.後転足(うしろてんそく)
両足で踏み切って後方へ跳退る。

横足6種

横足

1.横足(よこあし)
現位置から、片足だけ横に踏み出す。

蟹足

2.蟹足(かにあし)
横に差込足で動く。例えば、左前の逆丁字立ちの場合、左足を左横に踏出し、すばやく右足を引寄せ横に転位する。

十字足

3.十字足(十字足)
横に差替足で動く。例えば左前の逆丁字立ちの場合、左足を、右足の右外側へ踏出し、足が交差するようにして横へ転位する。

製作中

4.横蜘蛛足(よこくもあし)
横に蜘蛛足で動く、動こうとする方向の足で跳躍して、横に跳ぶ。

横転足

5.横転足(よこてんそく)
両足で踏み切って横に転位する。

製作中

6.横跳込足(よことびこみあし)
横に跳込足を行う

転回足4種

全転足

1.全転足(ぜんてんそく)
正反対の方向に向きを換える為の足捌。例えば左前の逆丁字立ちの場合、左足を右足前方外側に、横鈎足に踏込み、身体を180度回転させる。主として全転換に用いる。

逆転足

2.逆転足(ぎゃくてんそく)
逆丁字立ちの場合、前に出ている足を後ろ足外側横へ引き、体の向きを左右のどちらかへ向く。逆転身の時の運歩法。

半転足

3.半転足(はんてんそく)
逆丁字立ちの場合、後足を前足の横後ろへ引き左右のどちらかへ向く。半転身の時の運歩法。

二足転回

4.二足転回(にそくてんかい)
主に投げ技を行う時に用いる。2歩で体の向きを180度換える。



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